Srcsetとは?
SrcsetはHTMLの画像属性で、画面サイズや解像度に応じてブラウザが選択できる画像のリストを指定します。このコンセプトはレスポンシブ・イメージとして知られており、異なる表示条件に対して最も適切な画像バージョンが読み込まれるようにします。
以下はsrcsetの
動作例です:
<img srcset="example-image-480w.jpg 480w, example-image-800w.jpg 800w" sizes="(max-width: 600px) 480px, 800px" src="example-image-800w.jpg" alt="イラストの例">。
この例では、ビューポートの幅が600ピクセル未満の場合、srcsetは
480ピクセル幅の画像を読み込むようブラウザに指示します。ビューポートの幅が600ピクセル以上であれば、ブラウザは幅800ピクセルの大きな画像を読み込みます。
また、サイズの代わりにピクセル密度を条件として設定することもできます:
<img srcset="example-image-1x.jpg 1x、example-image-2x.jpg 2x" src="example-image-1x.jpg" alt="別のイラストの例">。
なぜSrcsetがSEOに重要なのか?
Srcsetは、ブラウザがデバイスの特性に基づいて最適な画像サイズを読み込むことを可能にするため、SEOにとって非常に重要です。この最適化にはいくつかの利点があります:
- 読み込み速度の向上:画像が大きいとファイルサイズも大きくなり、ページの読み込み時間が遅くなる可能性があります。デバイスごとに適切なサイズの画像を読み込むことで、srcsetは帯域幅を節約し、ページの読み込み時間を短縮します。
- ユーザー体験の向上:ページのロード時間が短縮されると、ユーザー体験が向上し、直帰率の低下やエンゲージメントの向上につながります。
- SEOの利点:ページの読み込み速度は、モバイル検索でもデスクトップ検索でも直接的なランキング要因です。srcsetを使用して画像を最適化することで、検索エンジンのランキングにプラスの影響を与えることができます。
レスポンシブ画像のベストプラクティス
1.PageSpeed Insightsの推奨を確認する
PageSpeed Insightsは、あなたのウェブサイトの速度を最適化するための提案を提供するGoogleによる無料のツールです。あなたのウェブページのURLを入力することにより、あなたは、次のような画像の最適化のための具体的な勧告を受けることができます:
- より良い圧縮のために画像フォーマットを更新。
- オフ スクリーンや非表示画像の遅延ロードを検討中。
- ロード時間を改善するための適切な画像サイズ。
2.アートディレクションにピクチャーエレメントを使う
<picture>
要素は、ブラウザがデバイスの特性に基づいて異なる画像を表示することを可能にします。同じ画像を異なるサイズで表示するのではなく、全く異なる画像を表示したい場合に便利です。
<picture>
要素の使用例です:
<picture> <source media="(min-width: 600px)" src="example-image.jpg, example-image-2x.jpg 2x"> <img src="example-image.jpg" alt="イラストの例"> </picture> </picture
この例では、example-image.jpg
またはexample-image-2x.jpgは
、デバイスのピクセル密度にもよりますが、600px以上のブラウザ幅で表示されます。画面幅が600px未満の場合や、<picture>
要素がサポートされていない場合は、代わりに<img>
要素が表示されます。互換性を確保するために、常に<img>
要素を含めるようにしてください。
3.適切なフォールバックの確保
ブラウザがsrcsetや
<picture>
要素をサポートしていない場合に備えて、常にsrc
属性で予備画像を提供しましょう。これにより、ブラウザの能力に関係なく、常に画像が表示されるようになります。
4.説明的なAltテキストを使用する
画像には必ず説明的なalt
テキストを入れましょう。これにより、アクセシビリティが向上し、検索エンジンにコンテキストを提供し、SEOが強化されます。
結論
srcsetを使用することは、画像を様々なデバイスに最適化し、読み込み時間の短縮とユーザーエクスペリエンスの向上を実現するための重要なプラクティスです。ベストプラクティスに従うことで、ウェブサイトのパフォーマンスとSEOを強化し、より効率的でユーザーにとって利用しやすいウェブサイトを作ることができます。